自律神経失調症という病名に物申す

かりんしんきゅういん

2025年03月09日 19:08

患者様から、
「自律神経失調症があるから体調を崩しやすいんです。自律神経失調症を治す鍼をしてください。」
と言われることがあります。

でも、私はいつもモヤモヤしてしまいます。

そもそも自律神経とは、生命を守るために24時間働き続ける神経です。
心臓を動かしたり、呼吸をしたり、体温を調節したり……
命を守るために、すべて「正常」に働いています。

もし本当に「失調」しているのなら、呼吸や心拍が止まり、生命の危機に陥るはずです。
でも、そういった方々は生命の危機に晒されているわけではありませんよね。

不調は「自律神経の異常」ではなく「体のサイン」

例えば、
• 朝起きられない → 体を休ませた方がいいというサイン
• やる気が出ない → エネルギーを使いすぎているというサイン
• 食欲がない → 消化にエネルギーを回せないほど疲れているサイン
• 動悸がする → 生命を守るために交感神経がフル稼働しているサイン

**すべては「生命を守るための正常反応」**なんです。

もし不調を感じるなら、
「自律神経が乱れている」ではなく、
「身体が無理をしているサイン」と捉え、
生活の中で身体を労わる行動をすることが、根本的な改善につながります。

鍼の役割は「サポート」であり「治す」ことではありません

鍼をすることで、
・体のこわばりを緩める
・血流を促す
・副交感神経を優位にする

これらの効果により「楽になった」と感じてもらえるかもしれません。

でも本当に大切なのは、
患者様自身が「私は病気だ」と思い込むことをやめることです。

身体は常に「正常」に働いている。
その働きを邪魔しているのは、
・無理な生活習慣
・過度なストレス
・思い込みや不安感

これらを見直し、身体の声に耳を傾けることこそ、根本的な治癒への近道です。

一方で、薬で無理やり自律神経をコントロールしようとすると、本来「生命を守るための反応」を抑え込んでしまい、かえって不調を長引かせる可能性があります。

「なぜその薬が出されているのか?」
「本当にその薬が自分にとって必要なのか?」
と、一度立ち止まって考えてみるのも大切です。

薬をやめるかどうかを決めるのは患者様ご自身です。
私たちの役割は、身体が本来持つ治癒力を引き出すお手伝いをすることだと考えています。

「自律神経失調症」という言葉に惑わされず、
身体は常にあなたの命を守るために頑張っていることを忘れないでください。

不快な症状は、
「あなたの身体が伝えてくれている大切なサイン」です。

その声に耳を傾け、
自分を大切にする行動を心がけることが、
本当の意味での「治癒」に繋がります。

私たちはそのお手伝いをするだけ。
治すのは、あなた自身の身体と心です。



冬から春の気候に向かっている今の季節は、私も今日はちょっとしんどいなと思うこともあります。
自律神経が正常な証拠ですが、でも軽くする方法があれば嬉しいですよね。
次はその時にすると良い身体の使い方やツボなんかを紹介していきたいと思いますのでしばしお待ちください。

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